日本三大祭り
東京の「神田祭」
日本三大祭り 東京の「神田祭」
神田祭(かんだまつり)とは、東京都千代田区の神田明神で行われる祭礼のこと。「神田明神祭」とも呼ばれ、山王祭、(江東区)深川八幡祭と並んで江戸三大祭の一つとされている。京都の祇園祭、大阪の天神祭と共に日本の三大祭りの一つにも数えられる。なお祭礼の時期は現在は5月の中旬だが、以前は旧暦の9月15日に行っていた。
「神田祭」の見所
大祭は隔年(西暦奇数年)に行われる。様々な行事があるが、以下の行事が主なもの。
1.神幸祭
5月15日に近い土曜日に行われる神社の行事。朝8時に神社を出発。一の宮・大己貴命(だいこく様)、二の宮・少名彦命(えびす様)、三の宮・平将門の鳳輦や宮神輿が平安装束をまとった人々に付き添われ粛々と行進し、巫女(巫女装束)と乙女(壺装束)役の若い女性4名ずつが花を添える。13時頃に両国旧御仮屋(東日本橋駅付近)で休憩し神事を行う。16時頃に三越本店に到着、ここから御輿、山車、武者行列などの付け祭りが追加される。艶麗で古風な行列とパソコン、デジタルカメラ、薄型テレビ等が並ぶ町並みの対比は見事である。19時頃に神社に戻る。
2.御輿宮入
神幸祭の翌日に行われる各町内の行事。町内毎に町神輿による御輿連合を設立し、各地区を巡行する他、或る程度時間を決めて神社に練り込む。御輿の担ぎ手の中にはふんどしを粋に締めている人も多い。地区によっては妖艶な手古舞を出す。
3.太鼓フェスティバル
神幸祭と御輿宮入の当日に神社の隣の宮本公園の特設ステージで開催される行事。各日9時から19時頃まで、関東をはじめとした各地の和太鼓集団が数多く出演する。この中で、稚児舞(少女の巫女による浦安の舞)も行う。番組表は当日、現地で配布される。
4.例大祭
毎年5月15日固定で行われる厳粛な行事。神社の巫女が正装の浦安の舞も行う。ただし、5月15日が日曜日の際は御輿宮入を優先し、例大祭の日程はずらす。
日程
5月11日(木) | 午後7時 | 鳳輦神輿遷座祭 |
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5月12日(金) | 夕刻 | 氏子町会神輿神霊入れ |
5月13日(土) | 終日 | 神 幸 祭 (神田、日本橋、大手・丸の内、秋葉原巡行) |
5月13日(土) | 午後2時45分頃〜 | 附け祭 |
5月13日(土) | 午後4時 | 神幸祭神輿宮入 |
5月14日(日) | 終日 | 神輿宮入 |
5月16日(火) | 午前11時 | 表千家家元奉仕献茶式 |
5月16日(火) | 午後6時 | 明神能・幽玄の花(金剛流薪能) |
5月17日(水) | 午後2時 | 例 大 祭 |